「女性と話すときは聞き手に回れ」
恋愛系のサイトや書籍でよく見かけるアドバイスですね。
私たち男性はこのアドバイスを真に受け、女性にたくさん質問をしてなんとか会話を続けようと頑張ります。
でも結果はどうでしょうか?
飲みに行ってもイマイチ盛り上がらず1次会で終了。
「また今度飲みましょう!」
と連絡したきり既読スルー」
こんな経験、ありませんか?
実は、男性が思っている「聞き上手」と、女性が求める「聞き上手」には大きなギャップがあるんです。
ここでは250人以上の女性とマッチングアプリで会った私の経験から、
女性が求めている「聞き上手」な人はどのような人かについて解説します。
多くの男性が勘違いしている「聞き上手」の正体
私たちは「聞き上手が良い」と言われたら、とにかくたくさん質問をして会話が途切れないように頑張ります。
「聞き上手=たくさん質問する人」
このように考えがちではないですか?
しかし女性が求める聞き上手は会話を引き出すのが上手く、気持ちよく話せる環境を作ってくれる人のことを指します。
ここに大きなギャップがあるんです。
私たちが聞き上手と思うたくさん話して質問をする人を、女性は質問攻めをしてくる疲れる人と捉えます。
例えば以下のような会話に心当たりはありませんか?
【悪い例】質問攻めで女性を疲れさせる会話パターン
お酒の話での質問攻め
🙋♂️「お酒は飲むんですか?」
🙋♀️「たまに飲みます」
🙋♂️「何を飲むんですか?」
🙋♀️「ビールとかワインとか」
🙋♂️「へ~、よく外にも飲みに行くんですか?」
🙋♀️「まあ行きますよー」
🙋♂️「結構お酒強いんですか?」
🙋♀️「普通くらいかなぁ」
🙋♂️「家でも飲むんですか?」
🙋♀️「たまに飲みますね~」
趣味の話での質問攻め
🙋♂️「趣味はありますか?」
🙋♀️「読書くらいですかね」
🙋♂️「どんな本読むんですか?」
🙋♀️「小説とかです!」
🙋♂️「ビジネス書とかは読まないんですか?」
🙋♀️「うーん、あんまり」
🙋♂️「僕はあんまり小説よまないんですよね~。ビジネス書ばっかりです」
🙋♀️「そうなんですか?」
🙋♂️「読書以外の趣味ってありますか?」
🙋♀️「うーん…」
これは極端な例です!
しかし多かれ少なかれこんな感じの会話運びをしていないでしょうか。
共感もせず、淡々と質問をしてそれに対する回答を繰り返すだけの会話を。
質問攻めをされる女性側の本音
このような浅い質問を次々と投げかけられると、答える側の女性はどんどん疲れていきます。
客観的に見ても、この会話が楽しそうには思えませんよね。
一方で質問をしている男性側は、意外と手応えを感じてしまいます。
会話が途切れることがないし「相手のことを知れている気がする」からです。
しかし女性側は確実に疲れています。「なんか疲れたな~」という感想を持ちます。
だから男性が「また飲みましょう」と誘っても、「ちょっと忙しいので…」などと理由をつけて断られてしまうのです。
【実体験】僕が自分の会話のつまらなさを痛感した瞬間
非常に恥ずかしい話ですが、私の失敗例をお話しします。
その日は2対2の合コンでした。相方はあまり喋るタイプではありません。だから僕は必死に場を回そうと、女性陣に積極的に話しかけていました。
今思えば、まさに「質問攻め」をしていたんです。
そして1次会の2時間が終了。勇気を出して2次会に誘いました。答えはNO。どうしようもないので、そこで解散となりました。
女性たちは先に店を出て、私は友人とお会計を済ませてトイレへ。トイレを出てエレベーターホールに向かうと、まだ女性陣がいました。
なんとなく気まずいので少し隠れていると、そこで聞こえてきたのは…
「〇〇ちゃん今日は頑張ったねー!疲れたでしょ?」
「そだねー、とりあえず場をつなぐのに頑張った(笑)」
という女性陣の会話でした。
頑張ったのはこっちじゃ…と思いましたが、質問攻めは女性にとって迷惑行為でしかない、男の頑張りは一切評価されないということを痛感しました。
この経験から、私の会話に対する意識が大きく変わりました。
本当にモテる聞き上手になるための3つのマインドセット
では、質問攻めではなく真の聞き上手になるためにはどうすれば良いのでしょうか。
特に重要な3つのマインドセットをお伝えします。
1. 相手を深く知ろうとする好奇心を持つ
まずはマインド面から変えていきましょう。女性との会話に不慣れなうちは、単に場をつなぐための会話をしがちです。その結果が質問攻めです。
相手のことを深く知ろうとする好奇心が最重要です。
「この人はどんな人なんだろう」
「どういう人生を歩んできたんだろう?」
「なんでこういう考えになるのかな?」
こう思って会話をすると、自然に質問が浮かんできます。浅い尋問のような質問ではなく、相手の内面や考え方を知れる、自然と会話がスムーズに進んでいくような質問です。
2. 相手の返答に共感とオーバーリアクションを示す
具体的な行動レベルでは、相手の返答に対して共感を示すことが重要です。そしてリアクションはいつもの倍くらいオーバーに取るのがコツです。
NG例:
🙍♂️「趣味は何ですか?」
🙍♀️「最近、料理にハマってます」
🙍♂️「へー、そうなんですね。何作るんですか?」
OK例:
🙍♂️「趣味は何ですか?」
🙍♀️「最近、料理にハマってます」
🙍♂️「おー!料理!!いいですね〜!なにかハマるきっかけとかあったんですか?」
初めは違和感があるかもしれませんが、女性との会話に慣れていない男性は総じてリアクションが薄いです。
オーバーなくらいがちょうど良いんです。
3. 質問の答えを「掘り下げる」技術を身につける
相手が返してきた内容に対して掘り下げをすることで、会話がスムーズに流れます。
先ほどの「料理にハマっている」という返答なら、話題を切り替えるのではなく、なぜ料理にハマったのかを掘り下げます。
掘り下げ会話の良い例
🙍♂️「なにかハマるきっかけとかあったんですか?」
🙍♀️「きっかけは、コロナですね〜。家にいる時間が増えて」
🙍♀️「最初は簡単な料理でしたけど、だんだん凝った料理にも挑戦するようになって」
🙋♂️「あー、分かります!僕も在宅ワークが増えて、外食する機会が減りましたからね」
🙋♀️「そうなんです!それで、せっかくなら美味しいものを作ろうと思って。今は韓国料理とかイタリアンとか、色々なジャンルに挑戦してます」
🙋♂️「すごいですね!韓国料理って難しそうなイメージがあるんですけど、どんなの作るんですか?」
🙋♀️「チャプチェとかキンパとか、意外と材料揃えれば作れるんですよ。あ、でも辛いのが苦手だったら厳しいかも(笑)」
🙋♂️「辛いのめっちゃ好き!今度機会があったら教えてほしい!」
🙋♀️「全然教えますよ!でも教えるほど上手くないですけど(笑)。〇〇さんは料理とかは普段するんですか?」
このように「あなたに興味があります。もっと教えて!」という姿勢を滲ませた会話をすることで、女性も気持ちよく話してくれるようになります。
まとめ:質問攻めを卒業して真の聞き上手を目指そう
今回は、多くの男性が陥りがちな「質問攻め」の問題点と、本当にモテる聞き上手になる方法をお伝えしました。
聞き上手になるための重要ポイント
1. 相手を深く知ろうとする好奇心を持つ
2. オーバーなリアクションと共感を示す
3. 相手の答えを掘り下げて会話を深める
4. 踏み込んだ質問を恐れない
5. 実戦経験を積むためにマッチングアプリを活用する
「聞き手に回る」という言葉に騙されて、ただ質問するだけになってはいけません。相手が気持ちよく話せる環境を作り、自然に会話が盛り上がる空気感を作ることが本当の聞き上手なんです。
最初は意識的にやる必要がありますが、慣れてくれば自然にできるようになります。ぜひ今日から実践してみてください。