「初めのメッセージはこう送りましょう」
「プロフィールはこう書くと女性からの反応が増えます」
「会話はこう進めると成功率が上がります」
マッチングアプリを使っていると、こういった「アドバイス」が公式サイトから送られてきますよね。でも、それらを実践しても全然うまくいかない…という経験はありませんか？
私は25歳まで彼女なしの完全な非モテでした。しかしその後、マッチングアプリを駆使して250人以上の女性と出会い、関係を築くことができました。そんな私が断言します：マッチングアプリ公式の「こうすべき」アドバイスは、本当に苦労している非モテ男性には役に立ちません。
公式サイトのアドバイスが役に立たない3つの理由
1. アドバイスを書いている人が「生まれながらのモテ」である
マッチングアプリ会社の社員、特にマーケティングや広報部門の人間は、一般的に「普通に恋愛してきた」人たちです。10代で自然に彼女ができ、大学でも恋愛を経験し、社会人になっても特に苦労せず異性と関係を築いてきた人たちです。
彼らは恋愛に苦しんだことがないから、本当の意味での「非モテの苦悩」を理解していません。彼らにとって「ちょっとした工夫」が、私たち非モテにとっては「そもそもそこまでたどり着けない」というケースがほとんどです。
2. 企業として無難な情報しか発信できない
マッチングアプリは幅広い層に使ってもらいたいサービスです。そのため、公式情報としては誰も傷つけない、誰も怒らせない、極めて無難で当たり障りのない内容しか発信できません。
しかし、非モテを脱出するには時に「常識を疑う」「社会通念に反する」アプローチが必要になることもあります。例えば：
- 「自分らしさを大切に」という公式アドバイスは素晴らしく聞こえますが、あなたの「自分らしさ」が今までモテなかった原因かもしれません
- 「相手のことを尊重して」というアドバイスは基本ですが、過度に相手の反応を気にしすぎると会話が進まなくなります
- 「自然な会話を心がけて」と言われても、そもそも「自然な会話」のモデルがない人には実行不可能です
3. 「結果」ではなく「継続利用」を目的としている
残酷な真実ですが、マッチングアプリ企業の最終目標は「あなたに恋人ができること」ではなく「あなたが長くサービスを使い続けること」です。
理想的には、あなたがほどよくマッチングして、たまに会えるけど決定打に欠けて、結局アプリを使い続ける…という状態が彼らにとっては最も収益性が高いのです。だからこそ、本当に効果的だけど一発で決まってしまうような強烈なテクニックは教えてくれません。
非モテ男が知るべき「公式サイトには載っていない」本当の真実
では、実際に私が非モテから脱出するために学んだ、公式サイトには決して載らない真実をいくつか紹介します。
真実1：「魅力的な会話」より「明確な意図」の方が重要
公式サイトでは「相手の興味に合わせた会話をしましょう」などと言いますが、実際には会話の内容より、あなたの意図の明確さの方が重要です。
私がマッチングアプリで最初に失敗したのは「良い友達になろう」という態度でメッセージを続けたことでした。女性は友達を作るためにマッチングアプリを使っているわけではありません。「この人は私に興味があるのか、ただ暇つぶしなのか」がわからないと、多くの女性は会話を続ける意欲を失います。
実践アドバイス：
会話の中で「あなたに会ってみたい」「あなたに興味がある」という意図を適度に示しましょう。「今度◯◯に行ってみたいんだけど、良かったら一緒にどう？」と早めに誘うことで、ただの文通相手ではなく「デートの可能性」を示すことができます。
真実2：写真の「質」より「印象の一貫性」が大切
「プロカメラマンに撮ってもらいましょう」「自然な表情で」など、写真に関するアドバイスは山ほどありますが、実際に重要なのは写真から受ける印象と実際のあなたのギャップです。
私の経験から言うと、少し写りが悪くても実際のあなたと近い写真の方が、実際に会ったときの「期待外れ感」がなく、関係構築に成功しやすいです。逆に、完璧すぎる写真を使って実際は別人のような印象だと、最初の数分で相手の目から期待の光が消えるのを見ることになります。
実践アドバイス：
自分の「セールスポイント」を1-2つ決めて（例：清潔感、知的さ、アクティブさなど）、それが伝わる写真を選びましょう。実際のあなたよりも少しだけ良く見える写真が理想です。そして実際に会うときは、その写真の印象に近づけるよう準備しましょう。
真実3：「共通点」よりも「意外性」で記憶に残る
「共通の趣味や価値観から話を広げましょう」というのは公式アドバイスの定番ですが、マッチング数が多い女性のインボックスでは、似たようなアプローチをする男性が山ほどいます。
私が最も成功したのは、相手が予想していない（でも不快ではない）反応や質問をしたときでした。ほどよい意外性は、数十人のマッチング相手の中であなたを記憶に残る存在にします。
実践アドバイス：
「趣味は何ですか？」ではなく「最近ハマっていることの中で、人に話すと少し恥ずかしいと思うことはありますか？」のように、少し角度を変えた質問をしてみましょう。また、一般的な質問をされても、少しひねった答え方をすることで印象に残ります。
なぜ公式アドバイスではモテるようにならないのか？
結局のところ、マッチングアプリ公式のアドバイスが役に立たない最大の理由は、それが「普通に恋愛をしてきた人」向けに作られたものだからです。
しかし、あなたがこの記事を読んでいるということは、おそらく「平均的な恋愛経験」を持っていないはずです。非モテには非モテなりの戦略と工夫が必要なのです。
公式サイトが言う「自然体で」という言葉は、すでに自然体でモテる人には有効かもしれません。しかし長年非モテだった人の「自然体」は、残念ながら魅力的に映らないことが多いのです。
本当にモテるようになるためのステップ
非モテがモテるようになるためには、以下のようなステップが必要です：
- 現実を直視する – 今までなぜモテなかったのかを客観的に分析する
- 戦略的に変化する – 効果が出る最小限の「自分改造」を行う
- 数をこなす – 失敗を恐れず、多くの場数を踏む
- 分析と改善を繰り返す – 何がうまくいき、何がダメだったかを学習する
- 成功体験を積み重ねる – 小さな成功から自信を構築する
まとめ：本当に役立つのは「現実的で具体的な方法論」
マッチングアプリ公式の「こうすべき」は、耳触りが良くても現実的な効果は薄いことがほとんどです。それは「モテる人」が「モテない人」向けに書いた、実態を理解していないアドバイスだからです。
本当に必要なのは、非モテが非モテから脱出するための、時に不格好でも結果につながる具体的な方法論です。
当ブログ「非モテ、はじめました。」では、私自身の経験から導き出した、理想論ではなく現実に即した非モテ脱出法を紹介していきます。次回は「マッチングアプリでのメッセージで絶対に返信をもらえる具体的なテンプレート」について解説します。
